ベストアーティスト2015を観た日とその翌朝に考えてたことついーとまとめと附記(ファンの心理についても)

特に何のオチがある話じゃないんだけれど、
ファンの目線について考えさせられた日だった。

ベストアーティストという日テレの四時間歌番組が、あったのです。
そこに私の好きな嵐さんが出るし、司会は櫻井さんだから、びっちり録画予約もして、家事で忙しい時間だったけど極力リアルタイムでも観ていたのね。
その前にまず、番組中にジャニーズメドレーコーナーがあるんだけど
そこで各グループに歌って欲しいラブソング投票が募集されてたわけです。
で、私は漠然と「ラブソースイートかなあ、だけど愛を叫べもいいよな。あ、愛を叫べは嵐メドレーのほうで歌うかな?じゃあもんすたーかな迷宮かなそれかまさか時計仕掛けのアンブレラなんていう私得でしかないマニア曲ってこともまさかないよね?え、ラブシチュ?ああラブシチュ良い!けど、私の聴きたいあの各メンバーソロパートが省かれるんなら却ってさびしいからやっぱりだめかな」などと考えてて結局投票できずしまいだった。
このあたりは嵐さぶあか(@misokakomifavrt→@misokakoat5に変更)のほうで折に触れて、たわごとを呟いてるし、そこのタイムラインではたまたまフォローさんたちが「ラブシチュだったらうれしい」的なことを書く人が多かった。
でも別なクラスタの人々のやりとりを覗くと、また全然違って
こういう投票企画自体に不信感を持っているような人々もいる。
私からすれば、自分が希望する歌が採用されないからといって、それが番組の批判につながったり、ましてや特定メンバーの陰謀に結びつけてしまうような考え方は、特殊すぎてついていけない。
※Love situation は踊りやソロパートなどでファンの間では人気曲なのだが、お茶の間の方々には、なんのこっちゃって感じだと思う。

こういった気持ちは、ファンの間で盛り上がるネタにするにとどめておけばいいのだけれど、あくまでもファンの目線の枠なのだから
一般視聴者に向けての番組作りをしている側に、ハッシュタグまでつけてクレームを言うようなものではない。
ハッシュタグつけてまでクレームをいうような変わった人々が一部にいるということです。で、そういうのが嵐ファンの代表だと思われると大変心外だということを私は言っておきたい。

なお、生放送中に、ジャニーズ脱退を告知した田口さんについて
このタイミングでどうして発表するのかについても
賛否両論が見られた。
私としては、どちらかというと賛ではない。なぜなら、音楽娯楽番組に水を差しかねない話だから。実際、KAT-TUNのこと詳しくは知らない私でさえ、ああ、これがもしも嵐メンバーだったら?と想像してしまい
そのあとの歌を視聴するのが上の空になってしまった。
泣きたい気分だった。
どうして放送が終わってからにしてくれないのかとも思った。
でも、昨夜から今朝にかけて、このような声も目に入った。
「生放送中だからこそ、編集されずに正しく伝わった」という趣旨の声。
そうなのかもしれない。
ひとつの出来事に対して、捉え方はこんなに分かれるものなんだなと思った。

ジャニーズというエンタメに関しても、数年前の私がこれを見るのと
今の私がこれを観て何を思うのかは、まるきり違う。
今の私には、ジャニーズは、私が好きで幸せを感じさせてくれるグループ「嵐」をはぐくみ成り立たせてくれる文化であって、足を向けては寝られない存在である。だがしかし、数年前はそうではなかった。
関心がない、知らない、だからなんとなく鬱陶しいとまで思っていた。
一人の人間の中でさえ、時間が違えば捉え方が全く違ってくる。
ファンが集まる場なのか、そうでないか、によって、ニュースひとつも、あれこれ批評される切り口は、まったく違ってくる。
ときには、ファンはファンじゃない人の目線を想像してみるといいし
ファンじゃない人はファンの目線も調べてみると、面白い(っていうと語弊あるかもしれないけど)。


以下、当アカ(@komisokabot2)における翌朝ついーとまとめ(※注あり)

KAT-TUNの歌、好きです。だから田口くんの脱退を聞いて驚きました。詳しい事情が分からないから内心動揺してしまう。この記事で笑える心境には私はならない。ファンの胸中如何ばかりかと。でも今のメンバーの答えを受け入れたいって思った。 http://bit.ly/1XcW6ns

※上記のリンク記事に寄せられる感想は人によって様々だと思う。笑ってしまった、という人もいるし、笑いごとじゃない、と怒る人もいる。どの反応も、その人にとって正しいんだと思う。
そういう、反応が人それぞれであるということが、ネットというか世の中ってそういうものなんだ。私はこの記事についてとくに正しいとか正しくないとかここでは述べないし、それらの反応についても正しいとか正しくないとか言う立場にもない。

という私は、まつたけさんのツイートを読んでいた2012年6月頃のある日、嵐ファンになって、それからはまっていった様子は一部のフォロワーさんもご存知かもしれないけど、当初の自分と比べると意識は変わってきた。アイドルの人達が表に出そうとして出してくれる情報で私は幸せになっている

歌番組の最後に三曲続けて歌い踊りを全うした五人を当たり前のようには観られなかった。もし四人だったらと思うと、非オタには可笑しいかもしれないけど、震えてしまう。と同時に、これだけ沢山の人々の思いを受けている職業を長年続けることの大変さを思った。

何の話題でも、ある出来事に関心深く詳しい層と、それほどでもない層とがあり、その中間もあり、そのどの物の見方も垣間見ることができるのは良いことと思う。必ずしも、ある対象について熟知しなければそれを語るべきでない、とは思わない。一般からはそう見えるんだと知るのも意味がある

何かに思い入れが深ければ深いほど、そんな自分の視点からの感じ方がこの世の全てになってしまいがちだけど、例えば歌番組へのリクエストだって、ファンからすれば、なぜあの隠れた名曲が歌われずいつもあのメジャー曲なの?と、不満を募らせる向きもある。だけど歌番組はそのファンだけのものではなく

番組の意向について素人である視聴者がいくら考えたところで、分からないことは分からないこと。ただ、私の観たい聴きたい人達はその仕事を大勢のスタッフとの協力のもとで一生懸命やってくれてるから、彼らを観たり聴いたり出来る。その縁を当然のように思ってしまいがちだけど有り難いことなんだ。

※後日追記。こういったファンのあり様について、さきほど挙げたまつたけさんのブログの別記事で、ほとんど私の思ってることを、もっとわかりやすく書いていてくれてた。
http://matsutake.hatenablog.jp/entry/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%82%BF%E3%81%8C%E7%97%9B%E3%82%AD%E3%83%A2%E3%81%84%E7%90%86%E7%94%B1

また、これを読んでの思い出し呟き追加。

☆ジャニオタがキモいといわれてしまう場合というのは、この記事に挙げられているような一部の人の非常識な振る舞いによるところが大きいんだけど、そういう非常識な人は自分の考えが誰にでも通用すると思ったり、思い込みが激しかったりする。あと、共感しやすさも時に仇になることがあると思う

☆つまり、愛するアイドルのことを、分かった気になる・自分の理想(虚像)を投影して本人のありのままを観ない。共演者さんとのやりとりを勝手に解釈して、バラエティの仕事なのに「彼は傷ついたに違いない」と思い込んで女優さんをバッシングしたりする。

☆ブログ記事に殴り込みにいくような人の気持ち、すこーーーしわからなくもないとは言ったけど、是ではない。可哀想という自分の感情に酔ってる印象。実際、私も酔った。今日は少し覚めたから愛はKAT-TUNにクスッと笑える

☆私を含めた、キモいジャニオタの傾向として、スルースキルに問題があるような気がした。貴女に言ってない、ってことにも口を出してしまうとか。気にしなくていいことを気にしてる

☆たとえば、はるかぜちゃんを叩いた、嵐ファンと称する人々、あれはファン名乗る資格ないし。好きなタレントがいまどういう役割でどういう仕事をしているのかも理解しない。そういう頭の悪さを見せながらよくもまーアラシックなんて名乗るよ…それに対して、はるかぜちゃんの大人だったこと。

☆自分の我が儘でしかないことを、さも、大きな集団の代弁者のようなていで言う、そんなオタク(に限らないけど)の心ない振る舞いは誰得にもならない

☆誰かを理不尽に貶しておいて、その同じ口で好きな彼を褒めあげたら、彼の評判はどうなりますかと。そこまで頭が回らないんだろうね…。そしてそんな困った消費者のことまでお客様として対応しなきゃならないアイドルに頭が下がる

☆好きなアイドルのこと、ずっと観てると、親ばかのように何もかも可愛くカッコよく、愛しく思えるから、我が子が一番可愛いのに世間で一位じゃないのなぜだ!と憤りたくなるけど、みんなにそれぞれ各々の可愛い我が子的な存在があるんだから落ち着けって思うよ。


※嵐あかのほうで書いた日記、関連記事

http://d.hatena.ne.jp/attt5attt/20130830

(2015.11)